雨の日の視界不良。その原因はワイパー?

雨天に車を運転する時、ワイパーを作動させているにもかかわらず、前が見づらいということはないでしょうか。その原因は、ワイパーのゴムの劣化が原因かもしれません。雨でも快適にドライブできるよう、ゴム交換のタイミングや、適切なワイパーの動かし方について紹介します。

これからの季節、梅雨や台風、ゲリラ豪雨など、雨の中で車を運転することも多くなります。ワイパーはこうした雨天時に視界を確保するための大切な装備です。ワイパーの作動は、「MIST」「INT」「LO」「HI」の4段階に調整できるものが多く、輸入車などを除けば一般的にハンドルの左側にあるレバーを使って操作します。改めてその動作について確認しておきましょう。

【ワイパーの作動】
「MIST」
レバーを停止状態から上に押し上げたところで作動する。作動させた時に、一度だけワイパーがゆっくり動く。小雨や霧雨、泥はね時などに使用することが多い。
「INT」
停止の状態からレバーを一段階下に下げたところで作動する。「INT」は「Intermittent」の略で、「間欠」という意味。その名の通り、一定の感覚を明けてワイパーが動く。車種によっては、雨の量に応じて自動で調整を行うものもあり、その場合は「AUTO」という名称になっている。
「LO」
「INT」から、もう一段階下げたところで作動する。ゆっくり、かつ連続でワイパーが作動する。大雨などでなければ、「LO」で十分であることが多い。
「HI」
「LO」からさらに一段階レバーを下げた、一番下の位置で作動する。「LO」よりも高速でワイパーが動くので、雨量が多い場合には、このモードを使う。

 必ずこのモードにしなければならないという決まりはありませんが、状況に応じて速やかに対応できるように操作方法を覚えておくとよいですね。また、「HI」モードを作動させるほどの雨量になると、視界もかなり悪くなり他車からの視認性も低くなります。そのため、昼間であってもヘッドライトを点灯させることが不可欠です。

【ワイパーの交換は半年から一年に一度が基本】
さて、こうしてワイパーをきちんと動かしているにもかかわらず、前が見えづらいということはないでしょうか。その原因は、ワイパーのゴム部分の汚れや劣化による拭き取り不良であることが多いのです。拭き取り不良を「雨の日だけだから」と放置してしまうことは大変危険です。

ゴムは常に日光や雨風に晒されていることもあり、使用しているうちに硬化してしまいます。この劣化した状態でワイパーを作動すると、フロントガラスに引っ掛かる動きとともに「ガガガ」とビビリ音を立てることがあります。そのまま使い続けると、拭きムラによる視界不良ばかりか、ゴムがちぎれて露出した金属パーツによってガラスを傷つけてしまう可能性もあります。「ビビリ音」が出たらワイパーゴムが劣化してる可能性が高いので、交換したほうがよいです。
ワイパーゴムの交換頻度については、一般的に半年から1年に一度といわれています。

適切なタイミングで交換することは大切ですが、少しでも長持ちさせるためには日々のメンテナンスや使い方に気を付けることも必要です。特に、ワイパーゴムにホコリ、花粉、土泥などの汚れが蓄積した状態で作動させることは、異物を挟んでフロンドガラスを擦っていることになり、ゴムの劣化を早めるばかりか、ガラスに傷がついてしまう可能性もあります。そうした状況を避けるためにも、こまめなメンテナンスが欠かせません。

雨天時の視界をしっかり確保するためにも、日々のメンテナンスの中でワイパーの状態をチェックして備えたいですね。