真冬に絶対やってはいけない”うっかり処置”&”あぶない運転”

先週からの大雪は大変でしたねーーー!!
みなさんは大丈夫でしたか?
ビークルショップもスタッフ総出でがんばって雪かきしました(汗)
まだ1月。これからまだまだ雪のシーズンは続きますが、何卒お気をつけてお過ごし下さいね。

今日は、降雪時や路面凍結時のクルマの扱い・乗り方についてお話させていただきます。
ぜひご参考になさってください。

まずは積もった雪を落とすときの注意点。
■凍った窓ガラスにお湯をかけて溶かすのはNG
最初に積もり始めた雪は、クルマの表面に凍り付いてしまって剥がすことが難しい場合も多いです。ワイパーも一緒に氷の塊と化していると、ウォッシャー液を使って溶かすこともできなくなります。寒冷地では降雪時にはワイパーを立てて駐車するのは、視界を早く確保するための生活の知恵ですね。
こんな時、急いでいると一刻も早く氷を溶かすために自宅でお湯を沸かして、それを凍った部分に直接注いで溶かしてしまおうとする人もいますよね。
実はガラスにお湯を直接かけてしまうのは、大変危険な行為なんです。一部分だけを熱することで熱膨張するため、その周辺の冷えたガラスとの間で応力が生じて、ガラスが割れてしまう「熱割れ」が起こることがあるからです。
ワイパーや飛び石などでガラス表面には無数の傷がついており、熱膨張によりその傷からクラックが発生してしまいやすくなります。フロントウインドウは合わせガラスになっており、室内と外気の温度差が大きくなり過ぎると、放っておいてもクラックが入ってしまうこともあるほど。
解氷スプレーをかけて、樹脂製のスクレーパーで掻き落とすのが安全で確実、手早く視界を確保する手段です。そのための専用ケミカルを購入しておけば何年も保管しておける製品なので、ホームセンターやカー用品店で購入してクルマに積んでおくと便利です。

■鍵穴の凍結にも注意
最近はスマートキーが主流なので鍵穴にキーを差し込んで施解錠する機会はほとんどないかもしれないですがスマートキーでもバッテリー上がりなどのトラブル時のために物理キーも内部に仕込まれています。
気温が氷点下の環境ではボンネットを開けるために物理キーをキー穴に差し込んだ途端、表面の水分が凍り付いて取れなくなってしまうこともあるので注意が必要です。
予防するためには鍵穴に解氷スプレーを吹いておくのが一番ですが、もし凍り付いてしまったら電気が使えればドライヤー、もしくはお湯(熱湯は×)をかけて暖めれば、鍵は回り抜けるはずです。
また、万一、作動不良を起こすこと可能性のある電動リモコンミラーも畳まずに、そのままにしておいたほうがいいでしょう。

■降雪時の駐車場所に注意
降雪時は駐車場所にも注意したほうがいいですね。塀や建物の奥や角など吹きだまりになりそうなところに駐車すると、周囲は大して積もっていなくてもクルマが出せなくなるほど積もってしまうこともあります。いつもなら安全に思えるような場所でも、降雪時は駐車には向いていない場所もあるので気をつけましょう。
 
■LEDライトは要注意!雪道での視界の確保! 
愛車のヘッドライトに省電力のLEDライトが装備されていたり、ハロゲンバルブから新車検対応に対応し、実用的な明るさをも獲得した市販のLEDバルブに組み替えている人も多いことと思ます。
LEDライトは従来のハロゲンライトに比べてライト内に熱がこもらないため、降雪時にはレンズに付着した雪が溶けずにビッシリ覆われやすく、走行中徐々に光量が低下してきます。
このため、雪道の夜間走行時は定期的に停車してヘッドライトの雪を落とす必要があります。しかし、状況によっては凍り付いて簡単に落とせないことも……。
そこで、万が一の際に備えて「解氷スプレー」を車載しておくことがおすすめ。

■雪道では4WDだからといって過信してはいけな
雪道をフルタイム4WDでスタッドレスタイヤを履いていると、ドライ路面と変わらないような安定感が伝わってきて、「4WDを購入して良かった」と再認識することもあります。でも気を付けてほしいのは、4WDはトラクション性能には優れていても、制動力はFFやFRなどの2WDと基本的には同じ。状況によっては2WDより劣る場合もあります。全体的に4WDは車重が重めとなるので、制動距離では2WDよりも長くなってしまうことも多いです。
コーナリングに関しても4WDは安定性を感じ取れるから、限界が高いと思いがちですが、ステアリングを切りながらアクセルを踏むとタイヤのグリップが不足してアンダーステアになることも。
舵角に大して旋回モーメントが立ち上がらないとESC(横滑り防止装置)が作動してくれることもありますが、雪道や凍結路ではそんな電子デバイスもお手上げなので、慎重に走ることを心がけたいですね。

■下り坂でのブレーキの使い方に注意
下り坂ではDレンジからシフトダウンして、エンジンブレーキを使うことでマイルドに減速させて車体を安定させようとするドライバーも多いですが、FFでこれをするとフロントタイヤにのみ制動力が発生して、リアタイヤが流れ出すきっかけになってしまうこともあります。
特に下りのコーナーでは入り口や曲がりながらエンジンブレーキを使うと、リアタイヤが滑ってオーバーステアからスピンモードに入ってしまうことも。スタッドレスタイヤを履いたら、Dレンジのままフットブレーキを丁寧に使って走るほうが安全。

■排気ガスの室内への進入注意
冬は空気が乾燥しているので、エアコンを使わずヒーターだけで燃費をセーブしながら走らせているドライバーも多いですよね。
晴天時ならこれも問題ないですが、雨天や降雪時、厳寒時には曇ってしまうこともあり、一度曇るとなかなか解消されない場合もあります。降雪時には安全のためにエアコンを使用してフロントウインドウの曇りを予防するようにしましょう。
走行中ではなく、渋滞時など停車中の車内で待機している状況で、エンジンをアイドリングさせて暖房をかけているような状態では、排気ガスの室内侵入にも注意。
雪により周辺との風通しが悪くなっている状態やマフラー出口付近が雪に遮られているなど、排気ガスがクルマ周辺に溜まりやすくなっていると、車内に排気ガスが入りやすく一酸化中毒を起こす危険もあります。
空調を外気導入にしているから、と安心せず新鮮な外気を導入できているように、窓を時々開けるなど換気にも気を配りましょう。

■冬場に多いバッテリー上がりを防止
まったく問題なく始動できていたバッテリーも、寒冷地の早朝に電圧降下で始動不能になることもあります。2年以上バッテリーをそのまま使い続けているなら、出掛ける前にバッテリーの能力チェックをしてもらうなど、確認しておくことも大事です。

いかがでしたか?
参考にしていただき、安全なカーライフを送ってくださいね。